肌の夏バテかも? 保湿のススメ
ようやく夏の暑さも落ち着いてきましたが、夏の紫外線や過剰な皮脂分泌、汗やエアコンによる乾燥や冷え等による過剰な状況に耐えてきた夏の肌ですが、ふと見直すと「これは夏バテ?」と感じる肌のサインはありませんか?
特に感じやすいのは「肌のごわつき」です。肌のターンオーバーが乱れ、古い角質がはがれずに肌表面に留まって重層化することが原因となり肌のごわつきを感じてしまうのです。
肌のごわつきを感じる原因には、
- 肌の乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 肌への摩擦
- 加齢
- 生活習慣の乱れ等 がありますが。
特に夏は、エアコンによる「肌の乾燥」「紫外線によるダメージ」、汗や皮脂分泌なども影響する「肌への摩擦」、夏休みなどで乱れやすい「生活習慣の乱れ」など、原因が多々ありごわつき肌になりやすいのです。
肌のごわつきを改善するためには、保湿重視のスキンケアをお勧めします。
洗顔後や入浴後はなるべくすぐに、保湿しスキンケアに励んでみてください。
保湿成分の含まれる化粧水や乳液を使用することや、入浴後のボディクリームや保湿剤が有効です。肌からの水分が蒸発するのを防ぎましょう!
特に夜のお手入れは肌の再生が活発になるため、一つ一つのスキンケアを丁寧に行ってみることもお勧めです。
夏の肌のごわつきを改善し、本格的な乾燥の季節を迎える準備をしましょう。
2024年9月26日10:00 AM9月18日(水)午前 担当医師変更のお知らせ
明日、9月18日(水)午前中は都合により男性医師が担当となります。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い致します。
2024年9月17日2:49 PM9月のイベント🎶
9月はさんま祭りです!
皆さんで森の動物たちにサンマをたくさんプレゼントしてくださいね!
8月のイベント✨
夏季休暇のお知らせ
誠に勝手ながら8月11日(日)〜8月18日(日)まで夏季休暇とさせていただきます。
8月19日(月)より通常診察となります。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承いただけますようよろしくお願い申し上げます。
2024年7月16日3:44 PM
今日はみずいぼのお話し
暑い日が続いていますね。海やプールなどの水遊びが楽しい季節になりました。
そんな楽しい水遊びの季節に耳にすることが多い「みずいぼ」という病気をご存じでしょうか?
今回は「みずいぼ」のお話を少し。
プールが始まる季節になると「みずいぼがあるからプールに入れない」等のご相談が増えてくるのですが、「みずいぼがあるからプールに入れない」というのは少し語弊があることを知っていただければと思います。
まずみずいぼとは、伝染性軟属ウィルスの感染で起こる皮膚の感染症です。炎症の起きている皮膚・抵抗力が低下している皮膚の毛穴から感染し、毛穴のある場所であれば全身どの場所でも感染するお子さんに多い病気です。
そして感染力が非常に強く、みずいぼに感染している人のいぼがつぶれたときに中からウイルスが出て、このウイルスが付いたタオルやおもちゃなどを共有してウイルスに触れることで毛穴から体内に入って感染に至ります。また、感染した人の皮膚と皮膚が直接触れることでも感染します。
そのため、海やプールで直接肌に触れる機会が増える時期には、ビート板や浮き具などから感染してしまう可能性が高まるのですが、プールの水だけでは感染はしません。
前述したように水着やタオルの共有や、ビート板や浮き具を介して感染する機会が増えます。そのためタオルなどは共有せずプールの後はシャワーで皮膚を清潔にし、普段から適切なスキンケアをしておくことがみずいぼの予防につながります。
そして、万が一感染してしまったらですが・・・みずいぼの数が少ないうちに摘除する方が良いとされています。
みずいぼ自体は放置しても自然に治るものですが、それまでには6カ月間~5年程度の長い期間を要することがあります。
そのため、その長い期間で最初数個あったみずいぼが体中に広がってしまったり、搔き壊してとびひなどの他の皮膚の感染症にかかってしまうことがあります。もちろん他の人にうつしてしまう機会も増えてしまいます。
またアトピー性皮膚炎のお子様の場合は皮膚のバリア機能が元々低いため、みずいぼが広範囲に出現する傾向があり、みずいぼがあるためにステロイド薬の使用ができない等の理由も重なりアトピー症状が悪化してしまうことがある為早めにご相談いただくことをお勧めします。
当クリニックでは、みずいぼを直接摘み取る方法、液体窒素をあてる方法、クリーム塗布による外用治療等、お子様の状態から選択し治療することができます。
2024年7月12日3:29 PM
7月のイベント✨
爪水虫(爪白癬)
梅雨入りし本格的にジメジメした季節になりましたね。
この季節になると、当クリニックにも水虫のご相談が増えてまいります。
今回は爪水虫(爪白癬)のお話を少し。
水虫を長期間放置したり治療を途中でやめてしまうと、足についている水虫菌(白癬菌)が爪に移り『爪水虫(爪白癬)』になってしまうことがあります。
実は足水虫にかかっているうちの二人に一人が爪水虫にかかっていると言われていて、どこかに菌が潜んでいる限り足水虫と爪水虫を繰り返してしまうのです!
爪水虫は子供からお年寄りまで年齢や性別にかかわらず誰でもかかる病気です。
爪水虫の検査は、爪の濁っている部分や症状が出ている爪を一部採取して顕微鏡で見る方法と、試薬に浸して確認する方法と、爪の一部を培養する方法があります。
培養検査は日数がかかってしまいますが、顕微鏡検査や試薬検査は15分程度で結果が分かります。
結果、爪水虫と診断されてしまった場合の治療方法は「飲み薬」と「塗り薬」になります。
「のみ薬」は有効成分が血液から爪に運ばれて、爪の内側から効果を発揮し、「ぬり薬」は爪の表面にぬることで、有効成分が爪の中に浸透して効果を発揮します。
どちらも爪の奥にいる白癬菌まで有効成分が届くようにつくられていますが、効果や副作用のあらわれ方、薬を使う期間、治療費などがそれぞれ違うので、患者さんの症状や状況に合わせたお薬が処方されます。
爪水虫の治療は新しい健康な爪に生え変わり、さらに白癬菌がいなくなった状態を完治したと判断します。
一見爪がきれいになったように見えても実は白癬菌が爪に残っている場合もありますので、自己判断で治療を中止せず医師の指示があるまで治療を続けましょう。
また、のみ薬やぬり薬を使用してから体調の変化や気になる症状があらわれた場合は、迷わずご相談ください。
最後に、水虫は治りづらいだけでなく治療が不完全な状態で放置してしまうと爪だけでなく全身に菌が移ってしまうことがあります。臀部や頭皮などにも水疱や発赤などの症状が出ることがありますし、生活習慣病がある方では重症化しやすいということを知っていただき、早めの検査や治療に繋げて頂けることのお手伝いができればと思っております。
2024年6月21日4:18 PM