早めの対策が肝心✨自分のアレルギーを知ろう!
春の花粉といえばスギ花粉がよく知られておりますが、毎年この時期はスギ花粉の飛散量が多く、目のかゆみ・鼻水・鼻づまり・皮膚のかゆみなどで多くの方がご相談にいらっしゃっています。
このスギ花粉は3月下旬頃までをピークに徐々に減少しますが、3月下旬からはヒノキ花粉が飛散し始め、春には他にもカバノキ科の花粉(ハンノキ、シラカンバ)、イネ科の花粉も飛散します。
アレルギー症状を引き起こす可能性のある花粉の種類は様々で、一年を通して何らかの花粉が飛散しており、花粉症を含むアレルギー性鼻炎の患者さん数は増加傾向にあると言われています。
夏から秋にはキク科のブタクサやヨモギ等が飛散します。また花粉だけでなく室内にもアレルギーの原因は存在しますので、原因となるアレルゲンがどの季節、どんな場所に存在しているかを知り、出来るだけアレルゲンを吸い込まないように過ごす環境づくりをお勧めします。
例えばダニはアレルギー性鼻炎やぜんそくの増悪因子の一つであり、ダニが繁殖しやすいのは寝具ですので年間を通しての対策が重要となりますし、カビ(真菌)は湿気の多い浴室や台所、クローゼットや下駄箱などに発生し、環境中のカビの胞子には季節変動があり梅雨時期と秋に増加すると言われています。カビはぜんそくを悪化させることがあるため発生しないように対策することが重要になります。
更に昆虫やペットなど、アレルゲンとなりえますし、リンゴや桃などを食べた時に口の中がイガイガする症状は、アレルギー性鼻炎に合併する花粉‐食物アレルギーかもしれません。
花粉症シーズン、症状にお悩みの方はもちろんですが、花粉だけでなく食物等のアレルギーも調べることができますので、もしかしたら?と思われたらお気軽にご相談ください。
当院では指先から少量の血液で検査できるイムノキャップ(8種のアレルゲン項目)、1種類から確認できる血液検査でのアレルギー検査に対応しています。
症状に合ったお薬の処方や予防法をアドバイスいたしますので、ぜひご相談くださいませ。
イムノキャップの検査項目 8種