爪水虫(爪白癬)

梅雨入りし本格的にジメジメした季節になりましたね。

この季節になると、当クリニックにも水虫のご相談が増えてまいります。

今回は爪水虫(爪白癬)のお話を少し。
水虫を長期間放置したり治療を途中でやめてしまうと、足についている水虫菌(白癬菌)が爪に移り『爪水虫(爪白癬)』になってしまうことがあります。

実は足水虫にかかっているうちの二人に一人が爪水虫にかかっていると言われていて、どこかに菌が潜んでいる限り足水虫と爪水虫を繰り返してしまうのです!
爪水虫は子供からお年寄りまで年齢や性別にかかわらず誰でもかかる病気です。

爪水虫の検査は、爪の濁っている部分や症状が出ている爪を一部採取して顕微鏡で見る方法と、試薬に浸して確認する方法と、爪の一部を培養する方法があります。

培養検査は日数がかかってしまいますが、顕微鏡検査や試薬検査は15分程度で結果が分かります。

結果、爪水虫と診断されてしまった場合の治療方法は「飲み薬」と「塗り薬」になります。

「のみ薬」は有効成分が血液から爪に運ばれて、爪の内側から効果を発揮し、「ぬり薬」は爪の表面にぬることで、有効成分が爪の中に浸透して効果を発揮します。

どちらも爪の奥にいる白癬菌まで有効成分が届くようにつくられていますが、効果や副作用のあらわれ方、薬を使う期間、治療費などがそれぞれ違うので、患者さんの症状や状況に合わせたお薬が処方されます。

爪水虫の治療は新しい健康な爪に生え変わり、さらに白癬菌がいなくなった状態を完治したと判断します。

一見爪がきれいになったように見えても実は白癬菌が爪に残っている場合もありますので、自己判断で治療を中止せず医師の指示があるまで治療を続けましょう。
また、のみ薬やぬり薬を使用してから体調の変化や気になる症状があらわれた場合は、迷わずご相談ください。

最後に、水虫は治りづらいだけでなく治療が不完全な状態で放置してしまうと爪だけでなく全身に菌が移ってしまうことがあります。臀部や頭皮などにも水疱や発赤などの症状が出ることがありますし、生活習慣病がある方では重症化しやすいということを知っていただき、早めの検査や治療に繋げて頂けることのお手伝いができればと思っております。

もしかしたらと思ったら早めにお気軽にご相談くださいね21080676

 

2024年6月21日4:18 PM

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